インバウンド客のマナー問題

最近ニュースでインバウンド客のマナーに関する問題が、取り上げられることが多くなってきました。

有名になってしまった観光地での問題や、一般的な電車の中のマナーなど、確かにインバウンド客に対してよくない印象を与えるような事件が、様々な場所で起こっているようです。

日本人でも、列に割り込んだり店員に対して横柄な態度を取ったと、悪いマナーに関する話はたくさんあります。インバウンド客は日本人と比べてどれほどひどいか分かりませんが、「旅の恥はかき捨て」と言われるように、海外に行くとその場限りの無礼は許されるものと思ってしまうのかもしれません。

一方、海外から来た観光客の立場から見れば、おもてなしと日本人が自画自賛するほどもてなされていない、あるいはかえって無視されたりぞんざいに扱われたと思うこともあるかもしれません。

その原因が言葉や習慣の問題であったりして、誤解を招いていたということも多いのではないでしょうか?

おそらくマナーというのは、その社会の成熟度に比例して行くように思うのですが、同じ社会にいてもマナーにはかなりのばらつきがありますから、一概にインバウンドのマナーと言って一緒くたに片付けられるほど簡単ではありません。

昔、日本人がツアーで海外旅行に行くときは、添乗員が海外のマナーについて事細かく注意をしていました。ベッドの枕の下に銭をチップとして置くように、どの旅行社の添乗員も必ず言いましたが、実際西欧人に聞いてみると、チップなら目立つ机の上に置くべきだと言われ、あれは日本の添乗員が各部屋を見て回って着服していたのでjはないかと言う噂もありました。(実際はどうなのか知りませんが。)

海外の人は、罰則がなければマナーを守る守らないは個人の勝手という考えがあります。

またマナーを守る意識が高い人が、インバウンド客として日本に来ているかどうかも怪しいものです。

日本にもマナーの良い人と悪い人がいるように、世界ならもっと幅広いマナーの差があるでしょう。

できるだけ良いマナーを真似するように心がけたいものです。