NISAとiDeCoの選び方

よくニュースでNISAとiDeCoのどちらを選べば良いかとか、NISAやiDeCoをやった方が良いかなどという質問が記事になっています。

まあ、フィナンシャルプランナーなどの専門家の答えをとにかく期待したい気持ちは分からないでもありませんが、NISAかiDeCoにするかはそれほど重要ではなく、その前に貯蓄か投資のどちらをしたいのかということと、もしお金が溜まったとして、そのお金を年金として老後の生活費として使うのか、それまでの年齢で使うのかを先に決めておく必要があります。

いきなりNISAやかiDeCoかという質問を、それなりの専門家にぶつけてしまうと、いいカモが来たとばかりに売りたい金融商品を売りつけられる可能性が高いので注意しましょう。

そもそも投資について知識がある人は、NISAとiDeCoのどちらにするかなどで迷ったりしません。

NISAもiDeCoもそれぞれの投資目的に相応しい商品があるのならば、その利益については無税になるので、許す範囲内で利用しない手はありません。

しかし、その前にそもそも投資とは何か、年金とは何かということをじっくり考える必要があります。NISAとかiDeCoはその後手続き方法として考えればよいのです。

どうも政府や金融関係者は、貯蓄に眠っている国民の金融資産を無理やり投資商品に振り向けようとしすぎです。

年金が足りないからと言って無理な投資をすれば、さらに老後資金の早期の欠乏を来しますから、投資に関する知識や安全策を教えないで、いきなりNISAとiDeCoはお得ですよと宣伝するのは、いかにも胡散臭い金融屋です。

投資にはリスクは付きものです。

そのリスクを背負える人だけが踏み込んでも良い世界だということを、心に留めて置きたいものです。

米の流通にメスが入る!

米不足騒動から目が離せません。

この手の政策には小泉農林相以外には手を付けられないでしょうが、そもそも自民党が何十年も農民と結託して米の生産を牛耳ってきましたから、郵政民営化どころの膿ではすまないでしょう。

覚えておられる方もおられるでしょうが、1980年初頭の頃日本人の海外旅行を率先したのは農協団体でした。

なんで農家の人が海外旅行に、しかも大概の日本人はまだ貧しくて飛行機に乗ったこともない人が大半だったご時世に!

田舎の農村の団体が、世界中で無教養、無知をさらけ出していたのがよくニュースになっていました。

「農協にはどれだけお金が溢れているのだ?」という世論は当然のように起こりますが、それ以上には追求が進みませんでした。

今回は判ってメスを入れるのか、政治家が踏み入れてはいけない墓穴を掘ってしまうのか?

一体どうなることでしょう?