収縮する経済の先

最近のニュースには地球温暖化や戦争、人口減少問題など、どれも判断を誤れば、近い将来人類の運命を左右するような出来事がたくさんあります。

人手不足も業界によっては深刻で、これまで当たり前のように提供されていたサービスが、急に廃止されてしまうようなことも耳にするようになりました。

人口が増加したために消費が増え、公害やゴミ処理等の社会問題が出たのですから、人口が減ればもとに戻るだけのように思いますが、一旦進んでしまったものはそう簡単に引き返す訳には行きません。押しても引いてもどっちも大変です。

だいたいAIによって今後必要がなくなる職業がたくさんあるという話でしたから、職に溢れる人が増える問題が起こりそうですが、それでも人手不足ということですから、よほど人が嫌がる仕事しかないのか本当に人手が足りないのか?

問題が複雑で他の要因と絡みすぎて、経済学者や社会学者のような特定の分野だけで解決ができる程度の問題でなくなっているのでしょう。

医学や工学の分野はどんどん専門化、細分化が進んでいますが、政治や経済の分野はそれらの要因を総まとめにして考えなければなりませんから、より総合的に判断できるセオリーが必要になってくるでしょう。

最近社会が混沌としている様に感じますが、すでに人間が扱える範囲の知恵では良い解法が見つけられなくなっているのかもしれません。

我が国の国会では、少子化問題でその場限りの補助金や手当の話に終始していますが、もはやそういう次元ではないような気がします。

議会で選挙の票稼ぎ施策に、時間をかけて慣れやいの戯言遊びをやっている場合でしょうか?

時代劇を観ているようです。