新入社員は電話が嫌い?

よくニュースで見かける話題に、「最近の新入社員は業務電話がとても嫌いで、退職する理由にもなる」というものがあります。

分析としては、最近の過程には固定電話が減ってみんなが個人持ちのスマートホンを使っているので、電話が自分の知らない人からかかってくるという経験がないということらしいです。

これだけが嫌いな理由ではないでしょうが、まあさもありなんという感じがします。

しかし、昔の新入社員が業務電話が得意だったかといえば、そうでもなかったような気がします。

実際業務電話といえば、お得意さまのえらいさんが、今では明らかにカスハラと見なせるような態度で、電話の向こうで怒鳴っていたわけです。

これを平気でこなしていた新入社員が、昔はたくさんいたとは思えません。

みんなそれなりに業務電話は苦手だったのです。(私にも経験あり!)

固定電話が減ったなどというのは、取ってつけた理由であって本質ではありません。業務電話が鬱陶しいのは今も昔も変わりません。

更に昔は偉い人は偉いとふんぞり返っているのが普通でしたから、そこに社会人としてのマナーなどは存在しません。

「長いものには巻かれろ」、「強いものには負けろ」といった世界ですから、我慢するしかなかったのです。

つまり、新入社員が業務電話を嫌いと言えるような社会に、やっと令和になってなった言う事でしょう。これは喜ばしいことです。

ぜひ新入社員が嫌にならない、まともな業務電話を目指してもらいたいものです。