傘の扱い

私がいる地方でもとりあえず梅雨入りしたようですが、最近はじとじとした梅雨がめっきり減って、集中豪雨や線状降水帯が頻繁に発生して凶暴化しております。

雨が降って凶暴化するのは天候だけでなく、人が手に持っている傘も凶暴化することがあります。

そもそも傘の先端を、どうして刺さるほど鋭利にしないといけないか分かりません。製造者責任で事故が起こったときに、製造者にも賠償が負わされることがあったら改善されるのでしょうか?

昔なら、英国人が山高帽とステッキで紳士の雰囲気を醸し出すチオころですが、日本も雨が多くて傘の扱いに慣れているはずですが、全くまともに傘を持つことができません。

階段で後ろに振り回して後ろの人の目を突きそうになったり、滴る雨を他人の足の上に垂らしたり、もう少し配慮して欲しいものですが、何も考えない上にスマホに熱中していますから、自分の振る舞いが周りにどう影響するのかを考える余裕さえないのでしょう。

足の先から頭の天辺まで、まともな人なら自分の先端に注意を払って行動するものですが、傘は更に自分の先端を延長するものですから、足で人を踏んだりすることよりもっと注意しなければならないはずです。

やすいビニール傘が普及したために、傘についてあまり気にかけなくなったからでしょうか?

電車の中や繁華街で自分の傘が他人を傷つけるような行動は、失礼では済まされないマナー以前の犯罪行為です。

ぜひ、至近距離に他人がいる状態ならば、傘の先端の動きに責任を持ってもらいたいものです。