都知事選の話題がだんだん注目を浴びるようになってきました。
思いもよらぬ候補者が突然登場するのは都知事選ならではのことですが、3選を目指す現職知事には学歴詐称の影がつきまといます。
東洋経済オンラインの記事で何回か特集されていますが、エジプトという国が発行するいかなる書類もお金で買えるような雰囲気があります。
別に日本でも私立大学の裏口入学などの類は、表沙汰になっているだけでもいっぱいありますから、エジプトだけが特別なのではないでしょう。
驚くほどの珍しさはありません。
大学で本来落第する学生が、周りが知らない間に落第が取り消されていることは、日常茶飯事かもしれません。
それがお金だったり、色仕掛けであったり、便宜を図ることだったり、あらかじめルールに書かれていない手段を使って解決することに、公平さや正義の欠如を感じるのは当然のことです。
ただ単に看板だけの肩書であるうちは、それほど大きな問題ではないかもしれませんが、その肩書によって社会に影響が及ぶとなると、やはり個人的な卑怯の範疇では済まされません。
そもそも大学を卒業したかどうかは、もっと具現化した証拠を出すべきで、あとからいくらでも捏造できる証明書類に頼った立証には限界があります。
ましてや公的な書類をお金で売買できる状況なら、書類の立証能力は当てになりません。
過去に遡った証拠集め、例えば過去の写真や過去に出版された論文集や投稿などをもって、過去の実績を証明するべきです。
都知事選までに決着が付くとは思えませんが、当選後発覚して辞任するような無駄でお粗末な結末だけは避けたいものです。