ダイハツの検査不正問題

ダイハツの自動車検査工程で、不正が何十年も続いていたという驚いたニュース。

別に世界中の自動車産業で同様のことが起こり続けていますから、特段驚く必要もないのですが、それでまかり通るのなら最初から検査は必要ないと考える人がいた 込みする人がいたりして、同じ現象に対しての反応が人様々なことがまた不思議といえば不思議です。

脱税や利益重視のお金に絡む話なら、もっと厳しい世論を浴びるのかもしれませんが、検査をしないのは元はと言えばお金に絡む話で、それで自動車の安全が置き去りにされたのですから製造業としては言語道断であるはずです。

もう慣れてきたと言いましょうか、製造現場には手抜きがある、金融機関には盗みがある、政治家には嘘がある、、、

要は人が罪を犯す可能性があるところには、必ず許されざる行為が起こるということでしょう。

新聞では初売りセールが中止されるので何億円の売上が消えたというような、勝手な「取らぬ狸」をやっていますが、売上が減る販売店も犠牲者ではなく製品の提供者として、そんな危険なものを知らずに売ってきた事態を真剣に受け止めていただきたいものです。

日本の製造業が30年間衰退し続けていると言われて久しいですが、このニュースはまさにそれを体現していると言えましょう。

病は気から、製造も気からです。気を引き締めて、今後の対策を練っていただきたいものです。

年賀状作成シーズン

12月も半ばになると年賀状を早く作らねばと、毎年焦る気持ちになります。

少し前までは、郵便局が12月何日までに出さないと元旦の配達に間に合わないと呼びかけていましたし、街の至る所で年賀状販売キャンペーンを繰り返していました。

最近は郵便局でも年賀状の撹拌は無理と悟ってしまったのか、以前のように投函を急かすこともなく、また年賀状の販売を積極的にすることもなくなりました。

それに呼応するように、郵便局がサポートしてきたはがきデザインキットも、2023年版は宛名書き機能のサポートがなくなり、通信面のデザインの提供だけに限定したものになりました。

年賀状を出すという行為が、LINEなどのオンライン化した結果と言えましょう。この傾向によって、更に年賀状のやり取りが減ってしまうのも仕方がないことかもしれません。

ただ、まだ年賀状を出そうと思っている人にとっては、数が減ってきたとしてもこれまでと同じようなアプリケーションが利用できればよいのですが、だんだん提供される機能が限定されてきていて、四苦八苦している方も多いのではないでしょうか?

私は、宛名書きはキヤノンのスマホアプリで、郵便番号検索で番地だけを追加して済ませ、通信面の印刷は郵便局のはがきデザインキットを利用しました。

発行する枚数も減っているので、昨年までと比べると制作に要した時間がかなり短くなりました。

そろそろ面倒な年賀状も廃止したいところですが、何かのきっかけがないとなかなか踏み切れません。あと数年は惰性で出し続けるでしょうが、数少なくなった年末の風情をしみじみ味わっておこうと思います。