12月も半ばになると年賀状を早く作らねばと、毎年焦る気持ちになります。
少し前までは、郵便局が12月何日までに出さないと元旦の配達に間に合わないと呼びかけていましたし、街の至る所で年賀状販売キャンペーンを繰り返していました。
最近は郵便局でも年賀状の撹拌は無理と悟ってしまったのか、以前のように投函を急かすこともなく、また年賀状の販売を積極的にすることもなくなりました。
それに呼応するように、郵便局がサポートしてきたはがきデザインキットも、2023年版は宛名書き機能のサポートがなくなり、通信面のデザインの提供だけに限定したものになりました。
年賀状を出すという行為が、LINEなどのオンライン化した結果と言えましょう。この傾向によって、更に年賀状のやり取りが減ってしまうのも仕方がないことかもしれません。
ただ、まだ年賀状を出そうと思っている人にとっては、数が減ってきたとしてもこれまでと同じようなアプリケーションが利用できればよいのですが、だんだん提供される機能が限定されてきていて、四苦八苦している方も多いのではないでしょうか?
私は、宛名書きはキヤノンのスマホアプリで、郵便番号検索で番地だけを追加して済ませ、通信面の印刷は郵便局のはがきデザインキットを利用しました。
発行する枚数も減っているので、昨年までと比べると制作に要した時間がかなり短くなりました。
そろそろ面倒な年賀状も廃止したいところですが、何かのきっかけがないとなかなか踏み切れません。あと数年は惰性で出し続けるでしょうが、数少なくなった年末の風情をしみじみ味わっておこうと思います。