東洋経済オンラインに「転職前提で面接受ける若手に絶句した人事の顛末」という記事が掲載されています。
最近は就職面接のときに、「3年間だけ就業して、その後は独立するつもりです」などと宣言する強者がいるそうです。
企業人事担当者からすると雇ってすぐに辞められては困りますが、求人難ですからすぐに対象から外すわけにも行かないので、せめて入社してから長く就業してもらえるように教育をしていくことになるそうです。
それでも意志が固い人材は、基本的な社会人としてのスキルが付いた頃に辞めていくそうです。
あからさまに3年しか働く気がないと言い切るのも身勝手な気がしますが、企業も「55歳になったらどっかに行ってね!」と言ってきましたからお互い様。
狐と狸のだまくらかし合いです!
最初から定年まで雇う気がないのなら、最初は3年とか5年の期限付きの契約にしておけば良いのでしょう。
だいたい企業はマルチタスクができるとか、自分で問題を見つけて解決できる人とか、自分の都合の良いことばかり言ってきましたから自業自得です。
優秀な人材は定着しないし仕事をしない人だけがいつまでも残るのは、企業としての生命力が衰えているということをそろそろ自覚してもらいたいものです。
企業が中高年を目の敵にして、老廃物を捨てるがごとく早期退職を迫っていましたが、その企業が老廃物のように捨て去られる時代になって来たのでしょう。