日本人で初めて大リーグのホームラン王となった大谷選手。2023年のニュースで明るいニュースと言えば大谷選手の活躍が光りました。
その大谷選手が今年使用したチャンドラー社製のバットが、日本のプロ野球選手の間でも人気が高まっているそうです。
速い打球を打って飛距離を伸ばすためには、硬い材質で作られたバットが有効だそうですが、チャンドラー社製のバットは硬いメープルで作られているそうです。
硬い木と言えば古くからゴルフのドライバーに使われていたパーシモン(柿の木)が有名ですが、メープルが硬いからという理由で野球のバットとして使われているのは意外な感じがします。
メープルと言えば、USのホームセンターでDIY用に売られている無垢材ではレッドオークより柔らかいと言われていて、もちろんハードウッドには分類されていますがポプラより硬い程度で、どちらかというとハードウッドの中では中間の硬さという感じです。
バイオリンは、表板をスプルース、裏板をメープルで作るのが普通ですが、それほど重くもなく硬いというイメージはありません。
もちろんバットに使うのですから、反発力が重要でしょうから、硬い上に反発力もあるということなのでしょう。
また単独の素材で作るわけでもないでしょうから、メープルが硬いという単純な理由だけで野球のバットに適しているという訳でもなさそうです。
日本ではあまりメープル、あるいはカエデの木というのは家具などでは見かけないので馴染みがないですが、これから日本でもメープルの野球バットが流行すると、メープル製の製品が増えるかもしれません。