兵庫県芦屋市にある芦有道路は、六甲山を一気に上るために勾配がかなり急です。
そこを最近下りでブレーキが効かなくなって事故が多発しているというニュースです。
最近は前後輪とも放熱性の良いディスクブレーキを装備した車が増えたせいか、以前ほどブレーキのフェードに気を使うことはなくなりました。
また一般に自家用車はほとんどがオートマティックになってしまって、エンジンブレーキについてあまり理解がない運転者も増えているのかもしれません。
関東と違って京阪神は結構山坂がきついところがあって、慣れない人が運転しているとブレーキを多用してフェードを起こすことがあります。
エンジンブレーキを意識して使うこともあまりありませんから、気がついたときには手遅れになっているということも起こり得ます。
プロのドライバーでさえ、最近はオートマティックの普及とともにエンジンブレーキを積極的に使える人が減ってきています。
カーナビで山道に入るとカーブが連続する旨知らせてくれたりしますが、同時に下りならエンジンブレーキを推奨するような注意も必要かもしれません。
しかし、すでに「エンジンブレーキって何?」みたいな人が多いのではないでしょうか?
自動ブレーキが装備されていると入っても、それはブレーキが効くことが前提です。
色々な安全装置が装備されていますが、意外とブレーキの温度を検知してフェードの危険性を回避する機能が必要だったのかもしれません。
「自動フェードアラーム」
機能は簡単ですが、安全性確保には必須と言えるでしょう。どうしてこれまでなかったのか不思議なぐらいです。
ぜひ自動車メーカーに検討していただきたいものです。