混雑時の日傘

最近の強烈な日差しを避けるために、日傘を差す方が増えて来ましたが、駅のホームでの使用に注意が必要だと「まいどなニュース」に掲載されています。

電車通過時の風で飛ばされる可能性や、混雑した時間帯での他人を突く危険性が指摘されています。

この手の話は、原因を作る人が被害の程度を軽く見ている事が多いところに問題があります。

「目には目を」で仕返しをするわけにも行かず、気づかないのか気づかないふりをしているのか。

傘の骨で顔や目を突かれた経験がある方は、かなり多いのではないでしょうか?

雨の日の雨傘は誰でも同じように開いていることが多いので、傘同士がぶつかることはあっても大したことにはならないのですが、日傘は一部の人しか開いていないため、接触すなわち顔面直撃になる可能性が高くなります。

日傘メーカーもそのぐらい考えても良さそうなものですが、相変わらず十分危険な先端をもった日傘がほとんどのようです。

これは使う人の責任で人に危害が加わらないように注意するべきなのですが、自分のお肌は気になっても、他人目を突くのはお構いなしなのはどうでしょうか?

雨が多い日本なのにまともに傘一つ差せないのは、民度の低さでしょうか?

日傘メーカーは、もう少し傘の利用者を啓蒙するような注意書きを添付するなり、危険性がない骨を採用するなり、企業努力が少し足りないような気がします。

いっそのこと、傘を開いたら見えるように「私は人混みでは傘を開きません!」とプリントした傘を、販売してもらいたいところです。

観光公害をどうする?

先週末は3連休で、各地の行楽地は相当の混雑だったようです。

普通なら夏休み前であまり移動はしない時期ですが、最近はインバウンドが勢いづいて海外からの観光客が急激に増えていて、主だった観光地は軒並み混雑したようです。

京都への高速道路は、朝の9時にはかなりの渋滞が発生していて、しかも京都南と京都東の市内に向かうインターは仕方がないにしても、京滋バイパスの宇治付近にも相当な渋滞がありました。

京都市内の交通も、バスや嵐山方面の交通機関で住民の生活に支障をきたすほどの混雑のようで、元々京都はそれほど交通の便が良くないところへ、大量の観光客をさばく必要があるためすぐにパンクしてしまいます。

市内中心部への自家用車の乗り入れや駐停車が禁止されているのは当然として、自転車の通行までもが制限されるほどひどい状況です。

観光立国を目指すとは言うものの、それなりの投資をしなければ整備もおぼつかず、現在の観光収入がどこに消えているのかも分かりませんから投資の原資もありません。

京都は狭い土地にベタッと市街地が均等に広がっているため、市バス以外の交通は地下鉄が2路線あるだけで、その地下鉄も工事中は掘れば遺跡の発掘調査がつきまとい、なかなか先に進むことができませんでした。

おそらく嵐山がこれほど混んで、その交通手段としてJRの嵯峨野線が人気だとしたら、海外で人気の旅行ガイドに決め打ちで行き方が指南されているのでしょうから、京都市が市内を効率よく巡るための情報をもっと広める工夫があったら良いのかもしれません。

財政難の京都市において、観光公害と邪魔者扱いするのではなく、せっかく世界に誇る観光資源があるのですから、有効に活用して市民の生活も蓋可になって環境客にも満足して帰っていただけるような施策が望まれています。

なぜ新聞社が廃れるか?

NHKがインターネットに進出しようとして、色々と国民に罠をかけようとしています。

少し前まではワンセグで罠に掛かると思っていましたが、スマートホンメーカーがそれを嫌ってワンセグを機能から外し始めたので、今度はインターネットに進出して一網打尽にNHKが視聴料金をふっかけようという算段です。

ちょっと待てよ、インターネット全体に網を被せたら、世界中の人口を相手にすることになるので、NHKの契約率が激減するのではないか?

おそらく世界の人口、例え世帯数だとしても、NHKに契約している人の率は数%に落ちると思われ、NHKがは何を考えて契約率をわざわざ下げる戦法を取っているのか不明です。

NHKでさえこのような素っ頓狂な戦略を進めているのですから、新聞社がデタラメでも仕方がないのかも知れませんが、いつまで紙の媒体の売上に頼っているのでしょうか?

家電メーカーが、これまでのナショナルショップや日立の家電ショップを切り捨てるばかりか、日立は家電事業自体を切っています。

最近、駅の売店で新聞を買う人を見たことがありませんし、電車の網棚に捨てられた新聞も見たことがありません。

新聞社が紙の新聞の売上を期待して事業を継続する限り、数年後には消滅しているでしょう。

新聞社はもっとニュースの創出に専念するべきですし、紙の新聞を印刷する工場は処分するときが近づいていることを認識するべきです。

電車で80%の人がスマートホンで情報を検索する現代においてさえ、ニュースは貴重な情報であり、伝達媒体が新聞紙からスマートホンに変わったとしても、市民が消費するニュース情報は新聞社などのニュースを創出できる企業から出たものだけです。

ぜひ、ニュースという情報を売るビジネスモデルに集中して、紙の媒体はフェーズアウトする流れに対応してもらいたいものです。

子どもの低ナトリウム血症

学校に持参する水筒に「水」以外の物を持参することを禁止しているのは、熱中症対策の専門家から問題であるという指摘があるそうです。

以前からスポーツの現場、特に夏場は水分補給と同時にナトリウムやカリウムなどのミネラル成分も補給しなければ、低ナトリウム血症になる可能性があると指摘されてきました。

夏場のテニスの試合の中継を見ていると、2種類のボトルから交互に水分を補給する選手を見ることがありますが、おそらく純粋な水と、それに加えて取得するスポーツドリンクのような飲料を飲んでいるのでしょう。

最初からスポートドリンクだけを飲むと余計に喉が渇いたり、スポーツドリンクの種類によっては人工甘味料が添加されていて、カロリー消費に支障をきたすことがあります。

水分と糖分を取得しなければならない状況で、ノンシュガーのスポーツ飲料を飲んでひどい目に遭ったことがありました。

小学校に持参する水筒にスポーツ飲料を許可すると、その他のすべての飲料を許すことになるため、水限定にしている学校が多いそうですが、これだけ熱中症の危険性が高いご時世ですから、もう少し融通をきかせる必要があるでしょう。

私が小学生だった頃は、体操が終わったら校庭の水飲み場に直行して、水道の水を直接ガブ飲みしていたものです。

水道の水ガブのみが許された時代ならともかく、今の時代にあっては低ナトリウム血症というものが認識されているのですから、それを防ぐ対策を施さないことは子どもを管理する体制として問題があると言えましょう。

誰もがスッキリ納得できる解決策を考えてもらいたいものです。

しかし、昨今の暑さは尋常ではありませんな!

マイナカードと健康保険証

「マイナンバーカードを発行すると2万円のポイントが付いてくる!」

PayPayカードのキャンペーンと全く同じ手法で、日本の政府デジタル化の虎の子のマイナンバーカードを大安売りしたと思えば、不祥事の頻発でマイナカードの返納を誘発しているお粗末な事態です。

キャンペーンの2万円ポイントは返納しても返さなくても良いのでしょうか? 至る所に痛いところが見受けられる政府のデジタル政策です。

ところで、マイナンバーカードの統合される健康保険証ですが、どうして健康保険証のような利用頻度が高いものを最初に選んでしまったのでしょうか?

そもそも健康保険証を発行しているのは、各健康保険組合や共済組合、あるいは協会健保と行った組織で、全国で統一されているわけではありません。

また、健康保険独自のサービス、例えばスポーツクラブの優待であったり、テーマパークや宿泊施設、飲食店の優待サービスなど、特定の健康保険証がIDとなるサービスがたくさんあります。

それらを特徴のないマイナンバーカードに統合すると、それらの健康保険付帯のサービスの提供に支障し、別途健康保険の被保険者や扶養家族であることの証明書を発行する必要が生じます。

おそらく多くの健康保険組合は独自の福利厚生を行っていますから、かなりの数の健康保険証は独特のサービスを提供するためのID機能を併せ持っているものと思われます。

それに合わせてその健康保険証を所持する人は、クレジットカードにゴールドカードやプラチナカードがあるように、その健康保険証を所持することにステータスや安心を感じているのではないでしょうか?

クレジットカードに色々な種類とデザインと機能があるように、健康保険証にも様々なデザインや機能があります。それを十把一絡げにマイナンバーカードに統合しても良いのでしょうか?

健康保険証をマイナンバーカードに統合したとしても、健康保険の独自サービスを提供するために独自のカードが発行されるでしょう。

今まで通りの使いやすさに加え、不祥事が多くセキュリティ上の危険性が高いマイナンバーカードよりも信頼性が高いので、結局これまで通り医療機関でも新規に発行された独自の健康保険証が使われ続けるのではないでしょうか?

個人の命綱のようなマイナンバーカードに、頻繁に窓口に提出して色々な人の手に渡る可能性が高い健康保険証を統合するということに無理があったと思います。

マイナンバーカードのシステム自体、かなりの修正がなければ信頼性を回復することは無理でしょうから、バージョンアップする次世代のマイナンバーカードまでじっくりシステムを設計し直して、頑強で安心して任せられる世界に誇れるデジタル化を推進していただきたいと思います。