ヤマハがプールを作っていたということを知らなかったのですが、確かにボートを大きくすればプールになるわけで、水が外側にあるか内側にあるかの違いだけですね。
ただ心配なのはFRP製ということで、以前海岸に捨てられたFRP製のレジャーボートが再利用できないだけでなく、焼却もできない厄介ものだということです。
もっと大型のプールが今後どんどん廃棄処分になったら、その処理コストは結構な額になるものと想像できます。
FRP製のプールは、何らかの衝撃などで傷がついたりへこんだりすると、そこからガラス繊維が綻び始めて、その一部でも体に刺さるとかなり大変なことになるのです。
これほど厄介な材料を大きなプールに使ったのは、後のことは気にしない時代だったから製造できたのでしょうが、資源の再生を最初から考慮しなければならない現代では、到底許せない製品だったでしょう。
学校がメインテナンスが大変な自前のプールを廃止して、民間の施設を使うことが増えてきたのがヤマハ撤退の原因の一つらしいですが、廃棄することも大変です。
学校のプールをそのまま埋めてしまうような処分方法はやめてもらいたいものです。