最近は社会の変化が速く、それに伴って仕事で必要になるスキルも変化して、またスキルの種類も増えてきています。
以前なら、学校を卒業するまでに学んだスキルさえあれば一生そのまま安泰で、勉強は学生だけがするものと高をくくっていれば良かったのですが、近年通常の業務を行うだけでも覚えなければならない事が増えて、さらに業務改善やら省エネ化やら機械学習やらで飛躍的にこなさなければならないことが増えています。
30年ほど前にパソコンが一般の業務に使い始められてから、業務の効率化という掛け声の割には効率が上がった実感は全く無く、無駄な作業が増えていることを嘆いておられる方も多いのではないでしょうか?
最近、おとなになってからの教育機関とやらがやたらと蔓延ってきていて、昔は大学予備校が流行っていたのが少子化や浪人の減少によって、社会人を対象にした教育カリキュラムが目立つようになってきました。
しかし、社会の変化が激しいと言っても、誰かの策略に踊ら去れているだけで、一向に社会が進歩しているようには見えません。
ただ単に新しい商売のネタを作るために、あれやこれやと新しいスキルを増産しているだけのような気もしてきます。
本来スキルは道具ですから、少ない数のスキルを駆使していろいろなものに仕立て上げていくはずですが、今や業務の数だけスキルが必要なのではないかと言うぐらい、スキルが世間に溢れかえっています。
それでそのスキルが長く利用できるものならば、それなりの時間をかけて習得に励むのもよいのですが、勉強に費やす時間に比べてそれほど役に立たないスキルも数多くあるわけで、やたらと手を出すのは禁物です。
スキルがたくさんありすぎて、どこかのゴミ屋敷のようになっています。
役に立たないスキルははっきり社会から捨て去って、本当に役に立つスキルだけを深めていきたいものですが、皆さんはゴミ屋敷のような社会の方がお好きですか?