毎日新聞インターネット版に、ロードサービスでぼったくりに遭う被害が増えているというニュースが掲載されています。
路上で車のトラブルがあったときに、インターネットで調べて業者に連絡すると、インターネットの広告で表示された金額よりはるかに高い金額を請求されるそうです。
路上で車が止まってしまったという緊急事態で冷静な判断ができない状態で、とっさに業者と対等に交渉できる人は少ないかも知れません。
また普段から車の整備に詳しくて相場を知っているドライバーばかりではありませんから、現場で金額の妥当性が分からないのもうなずけます。
後から保険会社に請求して、初めてぼったくられたのに気づく人が多いようですが、金額が保険会社が負担する限度額に近いそうですから、どちらかというと保険金詐欺に近いかも知れません。
自動車保険会社によっては指定の業者のネットワークがあって、比較的安心して(保険会社的に)依頼できる場合もありますが、人が困難な状況に遭っているときにつけ込む手口がいまだに健在であることに、まだまだ日本の社会が熟成していないことを感じます。
取り締まるのも難しいですし、どこまでが正規料金でどこからが違法なのかも判断が難しいところです。
走行中に車が故障することに慣れていないドライバーは、業者の思うがままになってしまいます。
とりあえず普段から整備を怠らず、連休などに遠出をするときは事前に点検をしておくしかなさそうです。
あと必要なのは、その不運でさえも旅の思い出と思える余裕でしょうか?