企業が社員に求めるITスキルとは?

インフォシークニュースを見ていると、「企業が社員に求めるITスキル」という記事が目に止まりました。

最近は定年や年金問題(実は企業や政府の手落ちが原因)に絡めて、社員がリスキリングすることが求められています。

リストラや早期退職勧奨が必要になったのは、社員が普段から不勉強だからだと言わんばかりの責任転嫁に他なりません。

ニュースソースはビズリーチということなので信憑性が怪しいですが、なるほど企業が要求するITスキルの結果を見ると、「これはITスキルとは言わんやろ!」というものが並んでいます。

  • 1位プロジェクトマネージメント
  • 2位データ解析
  • 3位セキュリティ
  • 4位デジタルマーケティング
  • 5位プログラミング
  • 6位システムアーキテクト
  • 7位デザイン
  • 8位WEB制作

これらはスキルでなく職種です。

ビズリーチらしいスキルのくくり方と言えばそれまでですが、これを見たら単に企業に人材が足りない職業を並べているだけで、そのために必要なスキルが何かということに全く触れていません。がっかりします。

ビズリーチが、ITスキルについて何も知らないで就職を斡旋していることが、明らかになりました。

セキュリティやプログラミングを一つにまとめるあたりがあまりにも大雑把(小学生でもできる。)

このいい加減さで就職を斡旋しているとしたら、就職後に職場との不整合が起こっても当然でしょう。

最近は企業の人事担当者も、もっと会社の技術面の要求を理解しないと人事担当者としては失格だと言われています。

DX人材を獲れと言われても、本当に必要なITスキルが何であるかを理解していない企業人事担当者、更に良くわかっていない人材斡旋担当者。

そりゃそうでしょう。彼らはその経験もないし、ITスキルを知らないし、知ろうともしない。

だから彼らに人生を惑わされないように、就職・転職を目指す人には、自分で企業を見極め、企業と自分の将来が重なって見えるかどうかを判断してもらいたいと思います。

円と元はどちらも¥?

通販サイトで購入したら、日本円だと思っていたら中国元で請求されたという問題。

とりあえずインチキ臭い感じがします。

他の表示が日本語で書かれていたならば、日本円と解釈するのが当然ですが、小さく中国元だと書いていたと言われれば微妙なところです。

そもそもその国に入ってしまえば、その国の通貨を使うことが法律で決められていますが、インターネットではそのルールが曖昧です。

どこで購入したのか明確に定義しにくいですから、消費税などもかからない場合があったり、国によっては無理やり消費税が課税されたりと、未だに明確に決められていないように思います。

ドルはアメリカ合衆国以外でも良く使われる通貨単位ですから、よく「US$」と表示することがありますが、これからは日本円と中国元を区別するために「J¥」と書かなければならなくなるでしょうか?

中国は近年まで外貨兌換券(Foreign Exchange Certificate、FEC)と人民元(Ren Min Bi、RMB)の区別がありましたから、単純に元と言えばRMBを指していました。

経済的にも日本の方が圧倒的に大きかったですから、それほど紛らわしくなることはなかったですが、中国経済がこれほど強大になると、世界中で元が通貨単位としてまかり通るようになり、¥記号を中国通貨に使用することが日本円に使うより一般的になってきているのかも知れません。

円と元はもともと同じ呼称だったそうですから、記号が同じになるのは当然でしょうから、必要なときはJ¥、C¥などのように添える必要が出てくるでしょう。

日本経済が弱くなっている影響が、こんなところにも出てしまったようです。