やはり自動車はパソコンと同じ轍を踏む

日本ではあまり報道されていませんが、上海モーターショーの様子がインターネットで盛んに報じられています。

とにかく、日本やアメリカのメーカーの影はほとんどなく、中国メーカーの、しかも「雨の後の竹の子」のようにたくさんの聞いたことがない中国メーカーが、しかし未来的なデザインのEVをたくさん展示しています。

とにかく電気自動車になった途端、どこかからモーターと電池を買ってくれば、後は好きなデザインで自動車を組み立てればカッコ良いスポーツカーであれ、SUVであれ、オフロードカーであれ何でも作ることができますから、特にモックアップでも良ければ誰でも形にして並べることができます。

パソコンが日本の電気メーカー、例えば日立やNECにしか作れないものだったのが、あっという間に知らないメーカーが乱立していたように、今電気自動車の世界で同じことが起こっていることを実感させられます。

「日本の経済は自動車産業だけでに頼っていて良いのか」という疑問がよく論じられていますが、その日本の自動車産業に優位性が今でもあるのか、甚だ疑問を感じます。

パソコンの二の舞いになるのが目に見えています。

エンジンあってこその自動車産業という既成概念は捨てましょう!

サスペンションは単なる部品で、買ってくればどのメーカーでもそれなりのシャーシは作れます。

上海という地の利があるにせよ、トヨタのラグジュアリー仕様の車の影が薄くなるほど、中国メーカーが目立っています。アメリカ車なんて本当に見る影もない。(ほとんど日本車もですが。)

ここまでくれば中国が勝手にコケてくれるのを待つ以外、手の施しようがありません

すでに手遅れの感がありますが、本当に世界を恐怖に陥れるだけの威力を感じさせる上海モーターに風景でした。

ぜひ一度ご覧ください、