通販サイトで購入したら、日本円だと思っていたら中国元で請求されたという問題。
とりあえずインチキ臭い感じがします。
他の表示が日本語で書かれていたならば、日本円と解釈するのが当然ですが、小さく中国元だと書いていたと言われれば微妙なところです。
そもそもその国に入ってしまえば、その国の通貨を使うことが法律で決められていますが、インターネットではそのルールが曖昧です。
どこで購入したのか明確に定義しにくいですから、消費税などもかからない場合があったり、国によっては無理やり消費税が課税されたりと、未だに明確に決められていないように思います。
ドルはアメリカ合衆国以外でも良く使われる通貨単位ですから、よく「US$」と表示することがありますが、これからは日本円と中国元を区別するために「J¥」と書かなければならなくなるでしょうか?
中国は近年まで外貨兌換券(Foreign Exchange Certificate、FEC)と人民元(Ren Min Bi、RMB)の区別がありましたから、単純に元と言えばRMBを指していました。
経済的にも日本の方が圧倒的に大きかったですから、それほど紛らわしくなることはなかったですが、中国経済がこれほど強大になると、世界中で元が通貨単位としてまかり通るようになり、¥記号を中国通貨に使用することが日本円に使うより一般的になってきているのかも知れません。
円と元はもともと同じ呼称だったそうですから、記号が同じになるのは当然でしょうから、必要なときはJ¥、C¥などのように添える必要が出てくるでしょう。
日本経済が弱くなっている影響が、こんなところにも出てしまったようです。