今、不二家の「チョコまみれ」にハマっています。
なんのことはないカントリーマアムのチョコレート増量版です。どうもチョコレートを2倍にしたらしいのですが、その結果絶妙な味わいのバランスになっていてクセになります。
チョコレート菓子には昔から色々議論がありまして、明治の「たけのこの里」と「きのこの山」のどちらがチョコが多いだの、ロッテでは「コアラのマーチ」と「パイの実」がどっちだの、グリコのポッキーはどれが良いだの、チョコレート菓子には常にいろいろな論争が沸き起こって参りました。
要するに、クッキーやビスケットに対するチョコレートの割合の黄金比はいくつなのかということですが、これが人の好みや趣向によって様々な意見があるので結論がなかなか出ないのです。
アメリカのウォールマートにSam’s Choiceという一種のブランドがあるのですが、その中にチョコレート量を増やしたチョコチップクッキーがありました。
そのパッケージの製品説明に、チョコチップクッキーにはチョコレートの含有比率の限界があると書かれていました。
オーブンで焼くと固まる小麦粉と、オーブンで熱せられると溶けてしまうチョコレートの比率を間違えると、焼き上がったときに形にならずに流れてしまう、だからチョコレートの含有量には限界があるということでした。
確か60%ぐらいがチョコレート量の限界で、それを超えるとクッキーにならないので、Sam’s Choiceはその限界ギリギリを狙って製造されているということでした。
確かに室温ではソフトクッキーのように柔らかく、しかしチョコレートリッチでとても美味しかったことを覚えています。
チョコまみれは、クッキーにした後から外にもチョコレートがコーティングされていて、純粋にチョコチップクッキーとしてのチョコレート含有量は低いかも知れません。
しかし、食べた感覚ではかなりチョコレート感があって、チョコレート好きには満足できる製品になっていると思います。
「チョコレート好きならチョコレートをそのまま食べたら良いやん」とおっしゃるかも知れませんが、それとはまた違った味わいと食感がたまらないのです。
チョコレート菓子の奥深さは深淵の如し!