垢抜けないPiTaPaカード

関西にはJRが発行するICカードのICOCAとともに、主に私鉄で使用できるPiTaPaがあります。

ただ、欲張った仕様にしたためか、他の交通系ICカードに比べて大変使いにくい!

交通系ICカードとしてはクレジットカードのようなポストペイにしたために、クレジットカードとほぼ同じ手続きの面倒くささがあります。年間の維持管理料が1100円なんて問題外!

クレジットカードなら信用が大事ですから多少の手続きの面倒は仕方がありませんが、たかが交通系のICカードの発行に1週間とか2週間とか要する時点でアウトです。

クレジットカードのように後払いで使えるというのも、交通系に限って言えば面倒でしかなく(人によりけりかも知れませんが)、交通系はプリペイドの方が個人的には使いやすいです。

最近は関西の私鉄でも、定期券をPiTaPaではなくICOCAで対応するところが増えていますから、鉄道会社としてもPiTaPaの支払い方法に問題があるのでしょう。

一部のPiTaPaの呪縛から抜けきれない小規模の鉄道会社は、PiTaPaでのポイント還元を利用していますが、ポストペイの交通系ICカードはオワコンと言っていいでしょう。

5年後には対応するサービスがほとんどなくなり、10年後にPiTaPa自体が消滅するように思います。(素人の勝手な予測ですが、)

できた当初からややこしいポイント制度が難点でしたが、それがそのまま尾を引いて使いにくさやお得感がないままにICOCAに駆逐された感じがします。

このまま消えてしまうのか、また別の助っ人が現れて復活するのか、そっとしておくしかなさそうです。

ChatGPTで医師国家試験合格するか?

北海道大学医学部の学生さんが、過去の医師国家試験問題400問をChatGPTの解かしたら、合格レベルには到達しなかったものの、55%の正解率だったとのこと。

医師国家試験に合格するのと医者になるのとは違いがあるでしょうが、少なくとも医師が持つ知識や情報といった部分については、ChatGPTで間に合うことが多いということでしょう。

AIで置き換わる職業は、単純な事務処理や銀行の窓口業務のような定型的な処理だと思われていましたが、最も権威がある職業の1つである医師の少なくとも知識分野に限っては、AIが取って代わる可能性があるというのはある意味恐ろしいことです。

もっとも膨大な情報や知識を必要とする医師という職業だからこそ、膨大な情報を集約したAIにまっ先に取って代わられたとしても不思議ではありません。

頭脳を使う職業はたくさんありますが、髄脳を使うと言っても過去の経験に基づくものがほとんどですから、インターネットに蓄積された情報にはかなわないのでしょう。

かといって、デザインや作曲といった創造を伴う職業でも、実は過去の経験に基づいてそれをアレンジしたりひねくったりすることによって新しく見えるだけかもしれませんから、クリエイティブと思われていた職業こそがAIの標的になる可能性もあります。

そう考えていくと、AIによって取って代わられない職業を探すほうがむつかしく思えてきます。

AIをメインテナンスする職業か、AIにが出した結果を評価したり検討する職業以外、ほぼ駆逐されるかもしれません。

まあ、実際は様々な職業が派生的に必要になったり、人の手による作品がもてはやされたりするのかもしれません。

以外と人類は変化に対して平気です。