遅くなったエスカレーター

スラドで知ったのですが、最近エスカレーターが遅くなっているところが増えてきているらしいです。デイリーポータルZというサイトの情報らしいです。

その理由は色々考えられますが、高年齢化してきて安全に乗り降りできるように、設定を変えている施設が増えてきたのはないかとのこと。

確かに極端に遅いエスカレーターが、イオンや西友などで見かける事があり、あまりの遅さに逆に躓きそうになることがあります。

朝晩の駅では、急ぐ人のために片側を空けるような習慣が根付きましたが、危険だということで両側に立ち止まることが推奨され、さらに運転速度も遅くして危険防止が最優先ということでしょうか。

最近はニュースに余りなりませんが、エスカレーターでの事故は昔からあったようで、強制的に人がどんどん運ばれていきますから、途中でコケたり降り口で渋滞があったりするとすぐに大事故に繋がります。

かなり前のデパートなら必ず乗り場には専門の係員が控えていて、何かあったらすぐに対応できる体制になっていましたが真っ先に人員が削られてしまいました。

高齢者で階段が辛い人はエレベーターかエスカレータが頼りですが、危険と隣合わせだと躊躇してしまいます。速度の調整は高齢化社会に必須かもしれません。

一方で混雑した朝の駅などでは、高速エスカレーターも利用されていて、慣れた通勤客ばかりならば移動の効率が良くなります。

しかし、普通の速度のエスカレーターと思い込んで高齢者が利用すると、想像以上に速かったりして転倒の危険もありますから、そろそろエスカレーターの速度を標準化して、通常、低速、高速ぐらいの分類を色分けすると良いかもしれません。

つくばエクスプレスの駅ではエスカレーターの速度分けがされていましたが、ショッピングモールなどで色分けしておけば、乗る直前に危険を感じるほど焦ることが減るのはないかと思います。

高度成長時代の効率一辺倒から、安全性や快適性が優先される社会に変わってきているようです。