回数券と通勤手当

いつの間に鉄道会社が回数券を廃止するようになったのでしょう。

以前なら金券ショップや駅前の自動販売機で、解体されたバラ売りの回数券が売られていました。個別回数券の廃止に伴ってバラ売り回数券の販売がなくなったと思ったら、今度は回数券自体が全面的に廃止されるという事態であります。

一斉に開始されなかったため、利用者は鍋の中のゆでガエルのように気づきにくかったのではないでしょうか?

代替方法としてICカード利用でポイント還元が講じられるようですが、使えるICカードが限定されることも多く、使い勝手が良いとはいえません。

徐々に対応するICカードの種類は増えることを期待しますが、回数券の利用自体が減少傾向だったということですから、ポイント還元制度はおまけ程度ということかもしれません。

ICカードで同じ料金区間を一定回数以上乗車すれば、ポイントを還元するということですが、一定回数までの乗車にはポイントがつかないため、実質値上げになるケースが多くなりそうです。

新型コロナ禍以降、全面的で内にせよ在宅勤務が増えているでしょうから、定期券が割高になるケースも増えるでしょうから、その場合は定期券を止める人もいるのではないかと思います。

今後はICカードのサービス向上を、各社競い合うことになるのでしょうか?

ところで、これまで回数券ならば通勤回数で支払金額が決まっているので、通勤手当の計算が可能でしたが、ポイント還元になった場合、そのポイントは差し引いて通勤手当を計算するのでしょうか?

どうもポイント還元の期間は、月初めからの1ヶ月間で区切っている鉄道会社が多いようですが、ゴールデンウィークや年末年始など休日が多い時期では、割引率に影響する微妙な日数計算になることもありそうです。総務担当者泣かせのポイント還元制度になりそうです。

通勤手当の支給は法律で規定されているわけではなく、就業規則で自由に規定できるそうですから、回数券廃止によって通勤手当がどう変わるかは人それぞれでしょう。

まあ、いずれにしてもあまりややこしい計算をする必要がないことを願いたいものです。

アルコール管理アプリ

どうもお正月は(いやその前から)飲酒量が増える傾向がありまして、傾向と対策ではありませんが過度の飲酒を管理するために、スマートホンにアルコール量の管理アプリを入れてみたのです。

Google Playで検索するとあまたのアルコール管理アプリが登場するので、その中の一つをインストールして元旦以降のアルコール取得量を記録しておりました。

最近の研究では、1週間あたり純アルコール質量で140gが健康を維持する限界とされています。これを超えると不健康になる確率が高まるという数値のようです。

一日あたり20gというとアルコール25ml、つまりアルコール度数5%のビール500ml缶に相当します。如何にも取って作ったような数値ですが、ビール業界に忖度した結果でしょうか?

一日アルコール20gというのは、ビール以外のアルコール飲料でも程よい飲み加減で、確かにほろ酔い程度の飲酒なら健康を害することもなさそうです。

飲酒量については、程々に飲んだほうが寿命が伸びるという説もあったり、いやいやアルコールは毒でまったく飲まないのが健康に良いという説もあります。

個人的な見解としては、治療で細胞を殺すときに体内にアルコール注射をすることから、かなり危険な毒であることは間違いなく、ただ肝臓の働きでアルコールを無毒化することができるだけで、体に良いものでないことは確かです。

あとは、アルコールによって気分的なリラックス効果等によって、それ以上の健康的な効果があるかどうかでしょう。これは人によりけりのところが大きいかも知れません。

さて、スマホアプリですが、アルコール飲酒時に記録して、それがグラフになったり、週や月ごとの集計が自動的にされるのですが、記録するのがなかなか面倒です。

禁酒を励んでやっている人なら、その結果を記録することでモチベーションが上がるでしょうが、たくさん飲みたい人には飲むたびに記録すること自体が苦痛!

タクシーのメーターが上がるのを見ているのと同じ気分です。

しかし、グラフ化すると確かに明瞭に飲酒量が把握できますし、目標の週140gに比べて何%超過しているかが数値化されるので、飲酒量を管理するのにかなり効果的です。

ですから問題は飲酒量を管理したくなくなる気持ちに、どう打ち勝つかです。

まあ、管理しなくても度を過ぎなければ良いのです。どうせ度を過ぎたときは記録できなくなりますから。(証拠を残さずに飲みたいだけ!)