春節の爆買い復活

新型コロナが収束しつつあるのか、ひどくなる一方なのか、よく分からなくなってきております。

そこへきて中国の春節の時期がきて、中国人がこぞって日本の医薬品を爆買いするとの予測が飛び交っています。

中国で新型コロナが本当に収まっているのならそんなに薬は必要ないでしょうから、薬を買う元気があるうちに次に備えて買い出しに来ているということでしょうか。

折もあろうにジェネリック薬の供給不足から、日本国内だけでも一般の風邪薬や解熱剤が品薄状態が続いていますから、これに加えて爆買いをされたらスッカラカンになってしまうでしょう。

供給がマスクほど簡単に増やせないでしょうから、まだまだ数年に及んで薬品の品薄状態が続きそうです。

まあ観光業界では落ち込んだ需要が少しでも戻ることの方がありがたいのでしょうが、中国からの爆買い集団は、それほど観光収入にはつながらないというニュースもあります。

都市部の薬局やツーリスト用の安いホテル以外にはあまり大きなお金を落とさないらしいですが、これからも継続的に観光を外貨獲得の手段として活用するためには、もっと他の国々からの観光客に向けた高級ホテルの建設や観光施設の整備など、様々な対策を講じる必要がありそうです。

ところで、今年はスギ花粉の飛散が多いという話ですが、今は新型コロナ関連の薬が品薄ですがそのうち日本のアレルギー薬が一掃されるような事態にならないでしょうか?

意外と薬品の流通体制が脆弱だった事が分かりましたから、危機管理の一環として安心できる医薬品の供給体制を整えていただきたいものです。

今将棋の王将戦から目が離せない

私は将棋は弱いです。ゲーム機でやっても弱いクラスにさえすぐに負けてしまいます。

ですから難しいことはわかりませんが、勝負事として見る分には将棋のタイトル戦が一番面白いと思います。

何より真剣さが違いますし、息が詰まる一手一手の挙動が勝負として一級品です。

少しタイトルが多すぎて、番戦の連続では気力と体力が持たないのではないかと心配になります。新聞社がスポンサーになっているタイトルが多いのも、伝統を感じられてよいです。

いま王将戦で藤井五冠に羽生九段が挑戦しておられますが、この2人のスターたちが対戦するのも、奇跡とまで呼べるか分かりませんが、中原永世名人と羽生九段の対戦がなかったことを考えれば、かなりのレアな対戦であることは間違いありません。

しかも1勝1敗の五分の戦い、まさに盾と矛のごとくどっちが先に攻めていくのか、どこまで凌げるのか、これほど将棋が動的な動きを持って躍動するとは思いませんでした。

将来AIの方が人間より将棋が強くなったとしても、研ぎ澄まされたトップ棋士同士の激突ほどの迫力は生まれないでしょう。

恐れ入るのは、勝敗が決まってからの感想戦。

これほどまで冷静にお互いをリスペクトし合う時間を持つ競技があるでしょうか?

トップ棋士の頭脳明晰もさることながら、それ以上に紳士で人格者であることに感銘するしかありません。

一週間後が今から楽しみです。