英国でFAX廃止決定

英国でFAXが廃止されることが決定したというニュース。

Ofcomという英国政府機関が“Warwell to the fax machine”というアナウンスメントで、2025年までにFAXを廃止する計画であると発表しています。

2003年に制定されたルールで、Faxが文字やイメージが書かれたページを正確に送る手段であったが、近年のデジタル送信技術の進歩によってより優れた機能をEmailやドキュメント共有ソフトウェアによって、その役割を終えようとしているとしています。

Faxは音声で画像を送る技術ですから、音声を使う電話がある限りは使用可能だと思いますが、制度としてFaxをユニバーサルサービスとして継続することはしないということのようです。

以前人気があったFax内蔵の固定電話で、まだ使用可能な状態の機械は日本中にたくさんあるでしょうが、Faxは送り手と受け手の双方がスタンバイして置かなければなりませんから、受信用の紙やリボンが切れたままになっている機械も多いと思います。

英国では政府機関がルールを決めて企業のFax利用を管理していますが、日本ではまだ多くの役所でFaxが使われ続けているようですから、ここ当分はこのようなアナウンスは聞かれないでしょう。

ただ、Faxを備えておかなければならない企業や施設では、保守を続けることのコストが無駄になって来るかもしれません。

日本でも、Faxの計画的な廃止ができるような指針がほしいところです。

アライグマとタヌキの見分け方

先日の朝歩いていると、公園の茂みの中を歩いている動物を発見しました。

とっさにアライグマだと思い、アニメの可愛いイメージと裏腹に凶暴であることを思い出して身構えました

幸い動物との間には金網の柵があってとっさに飛びかかってくる危険がないため、しばらく様子を見ていましたら、モサモサ歩いて公園を横切ってまた別の茂みの中に入っていきました。

尻尾まで入れると体長は80cmぐらいでしょうか。まるまる太っていてかなりの貫禄があり、公園内での食生活はかなり満足ができるもののようです

最近、ペットとして買われていたアライグマの飼育が手に負えなくなって、野畑に放してしまうケースが増えているそうです。

「アライグマ・ラスカル」というアニメの罪過と言えるでしょう。

アライグマの被害が多く発生するようになって、地方自治体がアライグマとタヌキの見分け方を広報して、住民が危険な目に合わないように呼びかけています。

それによると、この2つの動物は一見見分けが付きにくいようですが、決定的なのは尻尾に縞模様があったらアライグマ、縞がなくて茶色一色だったらタヌキと言うことです。

指の数もタヌキが4本でアライグマが5本と決定的な違いがあるそうですが、公園を歩く動物で確認するのは危険です。

それでこの判別方法によると、先日見た公園の動物はタヌキだという結論に至りました。

しかし、タヌキは夜行性ということになっているのに、朝の9時頃の公園を散歩してはルール違反ではないか?

そこで思い出したのは、よくカブトムシが樹液を舐めに夜の間に木に集まってくるから夜行性と言うことになっていますが、実は朝になって鳥が樹液を舐めに来るからカブトムシは夜の間に退散するのであって、初めから夜行性ということではないという説です。

つまり、公園でまるまると太るほど天敵がいない環境では、タヌキは夜行性にこだわることなく、平然と明るくなってから公園を散歩することもあるということなのでしょう。

ところで、先程の見分け方に照らし合わせても本物のアライグマに出くわしたことがあります。

数年前ショッピングセンターの周りにある植え込みで、寝支度(本当か?)をしているアライグマに出くわしたことがあります。

こっちもギョッ! あっちもギョッ!として、数秒間見つめ合ったことがありました。

目を離さずに後ずさりしながら退散しましたが、こんなところにアライグマの寝蔵があることに驚いたことがあります。

皆さんもショッピングの後は、植え込みでソフトクリームを食べたりしないようにしましょう。(コーヒー飲むのは安全なのか?)

GYAO!が3月末で終了

18年間継続したGYAO!が3月末で終了するというニュースです。

かなりの視聴者がいたと思うのですが、有料会員が少なかったからでしょうか、企業がもう儲からないと判断したらあっという間にシャットダウンされるのが、この業界またはあらゆる経済活動の常なのでしょう。

よく利用したのは単身赴任中の土日の暇つぶしでしたが、当時はまだUSENが運営していて、Yahoo動画と張り合っていたのですが、2つが合体してコンテンツが少し充実したような記憶があります。

今でも時々映画や見逃したバラエティ番組の再生に使っていますが、映画はABEMAとほぼ同じメニューだったりするので、なくなってもそれほどインパクトがないかもしれません。

動画配信に限らずツイッターなども、管理者の考え方一つでそれまでと全く違う方向に向かって行くことがありますから、いつもサービスがなくなったときのことを考えておく必要がありそうです。

GYAO!の代替はLINEベースの配信になりそうですから、おそらくスマートホンが主な対象でパソコンには対応しない可能性もありそうです。

最近、電車でスマートホンを見ている人の中で、ゲームやLINEをやっている人より、ドラマや映画のような長い動画を見ている人が多くなったように思います。

パソコンのために始まったGYAO!から、スマートホンに特化したLINE動画配信に力を注ぐのも、時代の流れなのかもしれません。

銀行システムとクラウド

正直まだクラウドの正体が掴みきれておりません。

だから、私にはクラウド上に銀行のシステムを構築することの危険性がよく分かっておりません。

地銀の銀行システムをクラウド上に構築する計画が進んでいるそうですが、そのシステムを考えている人たちは、クラウドが安全だという結論に至ったのでしょうか?

「どうぜ100%安全なんて、どの世界にもあり得ないものだよ」というのが合言葉になっていないことを祈ります。

銀行のオンラインシステムは、電算センターの所在地もシステム構成やバックアップシステムの方法も、関係者以外には一切漏らされない厳重なセキュリティのもとで管理されてきました。

以前は電話交換局も、戦争になったら真っ先に狙われるということで、住所や所在が隠されてきましたが、最近はなぜか公開されつつあるようです。電話局が重要な通信の拠点ではなくなってきているからでしょうか?

クラウドと言えば、その拡張性、可用性、柔軟性で様々なオンラインシステムで利用されていて、国内だけではなく海外も含めた複数のデータセンターを組み合わせることで、地震や火災などの災害に強いコンピューターインフラを構築できるのは、確かに銀行システムとしても重要なメリットと言えるでしょう。

ただ、住民票や納税の情報でさえ、どこのコンピューターにデータがあって、誰がどのように管理しているのかが問われるのですから、預金データがどこのあるのかも分からない(分かりにくい)クラウド上に存在することに不安を感じる人も多いのではないでしょうか?

しかも、国内には有力なクラウド環境が立ち上がっていないため、自然と最大手のAmazon Work Spaceに乗っ取られる気配があります。

レンタルサーバーやオンラインサービスでもそうですが、業者がやっているサービスにはセキュリティ上の問題以外に、サービスが商品である以上永続性やコストに不確定な要素を含みます。

要するにお金を他人に預けるのですからそれなりに信用がないといけない訳で、官立のクラウド業者が立ち上がるまでは(そんなのが立ち上がる計画があるかどうか知りませんが)銀行のシステムはオンプレミスで稼働させる必要があるのではないかと思います。

総務省の管轄で個人情報を保護するネットワークを担当する部署があるらしいですが、その部署が中心となって銀行システムのクラウド化をサポートすることが必要なのではないかと思います。

銀行システムの構築には時間がななるので、あるところまで進んでしまうと後戻りできません。

「動かないコンピューター」の再来とならないように、注意深く、かつ迅速に事を進めて頂きたいものです。

回数券と通勤手当

いつの間に鉄道会社が回数券を廃止するようになったのでしょう。

以前なら金券ショップや駅前の自動販売機で、解体されたバラ売りの回数券が売られていました。個別回数券の廃止に伴ってバラ売り回数券の販売がなくなったと思ったら、今度は回数券自体が全面的に廃止されるという事態であります。

一斉に開始されなかったため、利用者は鍋の中のゆでガエルのように気づきにくかったのではないでしょうか?

代替方法としてICカード利用でポイント還元が講じられるようですが、使えるICカードが限定されることも多く、使い勝手が良いとはいえません。

徐々に対応するICカードの種類は増えることを期待しますが、回数券の利用自体が減少傾向だったということですから、ポイント還元制度はおまけ程度ということかもしれません。

ICカードで同じ料金区間を一定回数以上乗車すれば、ポイントを還元するということですが、一定回数までの乗車にはポイントがつかないため、実質値上げになるケースが多くなりそうです。

新型コロナ禍以降、全面的で内にせよ在宅勤務が増えているでしょうから、定期券が割高になるケースも増えるでしょうから、その場合は定期券を止める人もいるのではないかと思います。

今後はICカードのサービス向上を、各社競い合うことになるのでしょうか?

ところで、これまで回数券ならば通勤回数で支払金額が決まっているので、通勤手当の計算が可能でしたが、ポイント還元になった場合、そのポイントは差し引いて通勤手当を計算するのでしょうか?

どうもポイント還元の期間は、月初めからの1ヶ月間で区切っている鉄道会社が多いようですが、ゴールデンウィークや年末年始など休日が多い時期では、割引率に影響する微妙な日数計算になることもありそうです。総務担当者泣かせのポイント還元制度になりそうです。

通勤手当の支給は法律で規定されているわけではなく、就業規則で自由に規定できるそうですから、回数券廃止によって通勤手当がどう変わるかは人それぞれでしょう。

まあ、いずれにしてもあまりややこしい計算をする必要がないことを願いたいものです。