これがサイエンスカテゴリーかどうかは疑わしいですが、今日はロードバイク(自転車)のお話。
新型コロナ禍で、満員の通勤電車を避けて自転車で職場に行く人が都市部で増えたそうですが、これは世界的な傾向で自転車業界も好景気に沸いたようです。
ところが、新型コロナも収束の兆しが見え始めて生活が元に戻り始め、サイクリングで通勤することに疲れた人や危険を感じる人達が、サイクリングをやめる傾向が出ているそうです。
その結果、マスクがダブついたときと同じように、自転車の過剰生産による値崩れが起き始めているそうです。
近年品薄でロードバイクが買えなかった人には朗報ですが、あまり市場が混乱しない程度に収まることを願います。
ところで、趣味のサイクリングで自転車に乗る時に、やはり誰もが楽に速く走りたいと思うものです。
そこで最新のテクノロジーを駆使して軽量化したバイクを見ては、その値段にため息をつく訳ですが、速く走るには高級バイクよりもウェアが重要というお話。
YouTubeでGCNというチャネルがあり、時々いろいろなロードバイクに関するテストを行っているのですが、どうもウェアの選択やタイヤの選択が、ロードバイクの違いよりも速度に大きく影響するという結果が出たそうです。
ロードバイクは高いものは100万円近いものもあり、凝りだしたらキリがない世界ですが、ウェアは高いと行っても数万円出せば最高級のものが買えますし、タイヤは1本1万円も出せばツール・ド・フランス級のものが買えます。
なんとなく高いバイクに乗れば速く走れるような錯覚がありますが、物理的にはウェアによる風の抵抗や道路とタイヤの抵抗の方が影響が大きいそうです。
これ以外にも、クリップレスペダルがそれほどフラットペダルに比べて速くならないとか、細いタイヤより太いタイヤの方が走行抵抗が低いなど、自転車の装備に関しては常識をくつがえすテスト結果が出ることが多いです。
日本語版GCNもありますから、サイクリングへのモチベーションを維持することができるのではないでしょうか?