東京科学大学とな?

東京工業大学と東京医科歯科大学という、日本を代表する2つの大学が合併して「東京科学大学」なるというニュース。

「なるほど」と思った方も、「なんじゃそれ!」と思った方もどちらもありそうですが、一番無難なところに落ち着いたということでしょうか。

大学の名前をあまり凝ったものにすると、「首都大学東京」のように元に戻す羽目になりますから、今回は凝った名前にすることは考えなかったのでしょう。

単に「東京工業医科歯科大学」ではどちらが上下で揉めそうですし、「東京科学技術大学」は既出です。

そこであえて「東京理科大学」とかぶりそうな「東京科学大学」となったのでしょうが、工業、医科、歯科とまとめて科学と称するあたりは、ノーベル賞に近いような雰囲気があって日本人好みかもしれません。

これまでも国立と私立で似たような名前の大学がありましたが、東京理科大学と東京科学大学では特に英語名称でややこしくなりそうです。

まあ海外でも公立と私立で名前が近いものがたくさんありますから、明確に区别できる名前を付けることは難しいいのかも知れません。

せめて将来の受験生の方は、試験当日間違った大学に向かわないように、十分に気をつけてもらいたいものです。(名前が似すぎた大学間は相互受験を可能にするとか?)

英国でFAX廃止決定

英国でFAXが廃止されることが決定したというニュース。

Ofcomという英国政府機関が“Warwell to the fax machine”というアナウンスメントで、2025年までにFAXを廃止する計画であると発表しています。

2003年に制定されたルールで、Faxが文字やイメージが書かれたページを正確に送る手段であったが、近年のデジタル送信技術の進歩によってより優れた機能をEmailやドキュメント共有ソフトウェアによって、その役割を終えようとしているとしています。

Faxは音声で画像を送る技術ですから、音声を使う電話がある限りは使用可能だと思いますが、制度としてFaxをユニバーサルサービスとして継続することはしないということのようです。

以前人気があったFax内蔵の固定電話で、まだ使用可能な状態の機械は日本中にたくさんあるでしょうが、Faxは送り手と受け手の双方がスタンバイして置かなければなりませんから、受信用の紙やリボンが切れたままになっている機械も多いと思います。

英国では政府機関がルールを決めて企業のFax利用を管理していますが、日本ではまだ多くの役所でFaxが使われ続けているようですから、ここ当分はこのようなアナウンスは聞かれないでしょう。

ただ、Faxを備えておかなければならない企業や施設では、保守を続けることのコストが無駄になって来るかもしれません。

日本でも、Faxの計画的な廃止ができるような指針がほしいところです。