アライグマとタヌキの見分け方

先日の朝歩いていると、公園の茂みの中を歩いている動物を発見しました。

とっさにアライグマだと思い、アニメの可愛いイメージと裏腹に凶暴であることを思い出して身構えました

幸い動物との間には金網の柵があってとっさに飛びかかってくる危険がないため、しばらく様子を見ていましたら、モサモサ歩いて公園を横切ってまた別の茂みの中に入っていきました。

尻尾まで入れると体長は80cmぐらいでしょうか。まるまる太っていてかなりの貫禄があり、公園内での食生活はかなり満足ができるもののようです

最近、ペットとして買われていたアライグマの飼育が手に負えなくなって、野畑に放してしまうケースが増えているそうです。

「アライグマ・ラスカル」というアニメの罪過と言えるでしょう。

アライグマの被害が多く発生するようになって、地方自治体がアライグマとタヌキの見分け方を広報して、住民が危険な目に合わないように呼びかけています。

それによると、この2つの動物は一見見分けが付きにくいようですが、決定的なのは尻尾に縞模様があったらアライグマ、縞がなくて茶色一色だったらタヌキと言うことです。

指の数もタヌキが4本でアライグマが5本と決定的な違いがあるそうですが、公園を歩く動物で確認するのは危険です。

それでこの判別方法によると、先日見た公園の動物はタヌキだという結論に至りました。

しかし、タヌキは夜行性ということになっているのに、朝の9時頃の公園を散歩してはルール違反ではないか?

そこで思い出したのは、よくカブトムシが樹液を舐めに夜の間に木に集まってくるから夜行性と言うことになっていますが、実は朝になって鳥が樹液を舐めに来るからカブトムシは夜の間に退散するのであって、初めから夜行性ということではないという説です。

つまり、公園でまるまると太るほど天敵がいない環境では、タヌキは夜行性にこだわることなく、平然と明るくなってから公園を散歩することもあるということなのでしょう。

ところで、先程の見分け方に照らし合わせても本物のアライグマに出くわしたことがあります。

数年前ショッピングセンターの周りにある植え込みで、寝支度(本当か?)をしているアライグマに出くわしたことがあります。

こっちもギョッ! あっちもギョッ!として、数秒間見つめ合ったことがありました。

目を離さずに後ずさりしながら退散しましたが、こんなところにアライグマの寝蔵があることに驚いたことがあります。

皆さんもショッピングの後は、植え込みでソフトクリームを食べたりしないようにしましょう。(コーヒー飲むのは安全なのか?)