自転車による事故が増えていることを受けて、自転車の交通法規違反を厳重に取り締まるようになるそうです。
確かにここ10年ぐらい、自転車の夜間無灯火運転について取締が強化された効果があったのか、私が住んでいる地域で無灯火運転は全体の1割ぐらいにまで減っってきたように思います。
最も、電動アシスト自転車が増えて、暗くなると自動点灯するものが増えたことも影響しているでしょうが、いずれにしても以前に比べると無灯火が減って怖い思いをすることが少なくなりました。
これからの自転車事故を減らす手立てとして、自転車の免許制度や登録制度、講習会の実施に並んでヘルメット着用の義務化が挙げられていますが、以前原付バイクのヘルメット義務化によって、原付き利用者の多くが軽自動車に移行した事がありました。
自転車でヘルメットは事故時の怪我の程度を軽減する有効な手段ですが、面倒だったり髪型が乱れるなどの理由で、なかなか装着が浸透しないのではないかと思います。
話が変わりますが、原付きの50mlエンジンの125ml化が討論されていて、50mlエンジンでは排ガス規制に対応できないため、125mlに拡大して最高出力を原稿の50ml並みにすることが提案されています。
しかし、より大きく重くなるバイクを原付免許で実技試験なしで乗るというのは、かなり危険性が高くなるような気がします。
そもそも原付自転車といえば、本当にポンポンと言いながらかろうじて動く原動機が付いた本当の自転車だったことを考えると、現在の原付きは高性能過ぎて自転車と呼ぶにはふさわしくありません。
50mlで排ガス規制を満たすことが無理ならば原付は廃止するべきで、50年以上前の自転車にポンポンエンジンを積んだ規格を残すのは無理があります。
日本には伝統と称して何事も変えない傾向がありますが、時代の変化に合わせて変えた方が良くなることも多いのではないかと思います。