ウォルマート銃乱射事件に考える

米バージニア州のウォルマートで銃乱射事件があったとのこと。

このような事件のあとは、アメリカの銃所有の是非が問われることが常ですが、日本でもナイフや包丁を振り回して死傷者を出す事件が茶飯事ですから、銃だけの問題ではありません。

先日、朝の通勤電車に乗っていると、隣りに座っている人がしきりにスマホを押しまくっていて、次第にスマホのガラスを叩き割るほどに過激化していました。

この人に包丁か拳銃を渡したら、少なからずの犠牲者が出るのは明らか。

特に危険な武器に関して銃刀法で規制できても、ナイフや包丁や金槌や金属バットまで規制するわけには参りません。

危険は常に隣り合わせと覚悟をして、電車に乗らなければならないご時世になったということでしょう。

これは今に限ったことではなく、公共の場所、例えば電車やバスやショッピングモールでは見知らぬ他人がすぐ隣にいるわけですから、その人がどんな心情で何を考えているか、どんな病気を持っているかまったく分かりません。

もちろん、服装や顔の表情で危険を察知することは、生きていく上で最低限必要なスキルですが、それでカバーできないほど現在は危険に満ちていると言えるでしょう。

人権保護の活動が活発化するに連れて、犠牲になる一般人が増えています。人権に寄って弱者の自由が認められることによって、一般人の生活が踏みにじられることを諦めなければならない事態が増えているように思います。

他人に犠牲を強いる人権は認められるべきでしょうか?

まだまだ社会が不完全だと思います。

どくとるマンボウの歯ブラシ

もう50年ぐらい経つでしょうか。「どくとるマンボウ航海記」を読んだのは高校生の頃でした。

「どくとるマンボウ」こと北杜夫さんが歯ブラシを買いに行って、薬屋の店主にあれこれ歯ブラシを勧められている光景が目に浮かびます。

店主「豚の毛の歯ブラシは、バシバシしてよく磨けますぜ!」

北さん「いや、バシバシ硬い毛は歯を痛めるから、柔らかい毛の方がいいんだ。」

歯は人間の体で一番硬いそうですが、エジプトのミイラのように何千年も後世に残っている歯はよほど丈夫な歯だったみたいで、普通の人の歯はそれほど硬くないそうです。

北さん「もっと柔らかい毛はないのかな?」

店主「それならタヌキの毛の歯ブラシはどうです? 柔らかくて気持ちが良いですぜ!」

と記憶ではそんな記述だったような。(記憶が曖昧でいい加減です。)

それから、私はタヌキの歯ブラシを愛用し続けており、お陰で年に一度の歯科健診では歯垢がまったくないとお褒めをいただくことがしばしば。

しかしです。10年ほど前からタヌキの毛の歯ブラシが馬の毛になったと思っていたら、最近は天然毛の歯ブラシはSDGs絡みかまったくなくなってしまいました。最後まで天然毛があった奈良のエビスハブラシにもなくなって、これもご時世かと諦めざるを得ない。

そこで登場したのが、「もふもふ」と歯を磨けるという、株式会社クリエイトの「デンタルプレステージ」!

大阪府の八尾市や東大阪市辺りには、以前から歯ブラシを作っている企業があるのは知っていました。

オープンソースカンファランスという発表会と言うか展示会があります。

名前の通りオープンソースのソフトウェア、例えばWordPressやTYPO3やLibreOfficeなどのエヴァンジェリストたちが、毎年のように新しいバージョンを引っ提げて普及活動をするといった、少しお祭りチックな催しに何回か参加したことがありました。

そこで、なぜか分かりませんが、試供品として歯ブラシが入っていたのです。試しに使ってみたのですが、これがなかなか良い!

と思っていたところ、最近になってクリエイトというブランドで、ちょっと大型のヘッドを持った歯ブラシが登場したのです。

もともとタヌキの歯ブラシはやや大きめでびっしりと植毛されているので、もふもふとした感触がありました。

今蘇るタヌキ歯ブラシ!

しばらく愛用することになりそうです。(株式会社クリエイトとは一切関係はございません。)