ワールドカップサーカーで日本人サポーターが、負けた試合でも変わらずゴミを拾う姿が称賛されています。
ヨーロッパの国々では負けたら荒れ狂うサポーターが多いらしいですから、負けてもゴミを拾う国民性に驚きを感じるのも無理はありません。日本人はきれい好きだと信じる人もいるでしょう。
ただ、ゴミを拾う人がいるということは捨てている人もいるわけで、日本人サポーターのなかにも平気でゴミを捨ててそのまま立ち去っている人も多いのではないかと思います。
確かに最近トラベル支援で活気づいている国内の観光地では、ゴミに埋もれている所も多いようです。観光地ならではの食べ歩きは楽しいものですが、すべての日本人がきれい好きでゴミを適切に処分しているとは限りません。
観光地なら店や施設の人がゴミを拾って掃除をしているからきれいになっているだけかもしれません。日本人にも汚すだけの人は少なくないでしょう。
住宅地でも、平日にタバコのポイ捨てをする人は、決して休日に吸い殻を拾いに行きません。近所の親切な方がきれいにしてくれますが、また数日後に誰かがタバコをポイッ!
おそらく、日本人がきれい好きなのではなくて、たまたま汚れを放っておくことができない人がいるだけなのか?
欧米なら、公共の場所を勝手に掃除するよりは、業者を雇うか行政に掃除させるのでしょう。
そのうち日本から掃除を善意でやってくれる人がいなくなって、「街にちり一つ落ちていない美しい国」という評判が過去のものとなる日が近いかもしれません。