ケースに入っていない道具は凶器だ!

私が住んでいる街には、河原でゴルフの練習をするおじさんがいます。

ゴルフは優雅にゴルフ場でやって、練習は練習場に行くところがよいのであって、河原で練習をするのは貧乏くさいだけでみっともない。

しかもその河原練習に行くときに、素のままのゴルフクラブを持って行くのです。

スポーツはどれも日常生活より激しいもので、その激しいスポーツ時に使う道具も激しい動きをするものです。テニスラケットしかり、野球のバットしかり、バドミントンのラケットしかり、サッカーボールしかり。

もっと言えば、包丁を持って歩いているだけで警察に通報されるわけです。

卓球のラケットを電車の中でそのまま見ても、それほど恐怖を抱かないかもしれませんが、木刀や竹刀はアウトです。最近は、自転車も適用な輪行袋がないと電車に乗れなくなりました。

もう数十年前になりますが、住宅地の道路でゴルフのドライバーを練習で振り回していた人が、通りがかりの人をかっ飛ばして大事件になったことがありました。

その後、しばらくゴルフクラブはご法度だったのですが、また再びゴルフクラブを持ってウロウロする人が出てきました。

河原のゴルフは禁止されていますが、ルールを守れない人に何を行っても無駄ですかね。

マスク外して反則負け!

将棋の世界は厳しい。

マスクを対戦中に数十分間外していたために反則負けしたというニュース。

各界の著名人もこの件に関しては色々とご意見を出されていて、概ね一発アウトは厳しいのではないかという意見が多いようです。

特に監視人がいない状況だったので、もしいればその場ですぐに注意して何事もなかったのかもしれません。

あるいは、判定する人が不在で現行犯でなかったのだから、白を切ることも可能だったとも思えるわけですが、そこは日本紳士たる将棋の棋士ですから、潔くて国民の期待を裏切りません。期待と裏切ることが多い相撲とは大違いです。

だいたい勝負に勝つために卑怯な手を使ったら反則負けになるわけで、まさかマスクを外して相手の棋士を新型コロナに罹患させて勝とうと思うほど読みが甘いとは思えません。

やはりルールを制定するときには、客観的に誰が見ても同じ結論になるように適用基準や処罰を厳密に決めておく必要があるということでしょう。

休憩時間のおやつのときはマスクを外して良いということでしたが、おやつの後何分後にはマスクをしなければならないとか、逸脱したときはどのような処分になるかまで決めて了承した上で施行する必要があったのでしょう。

もちろんいくら厳密に規定しても、最後は審判に委ねられる微妙な判断もあるでしょう。特に今回は審判がいない状態だったということですから、改善する余地がありそうです。

当事者の佐藤九段が改善案を提出されたそうですが、至極もっともなことであります。

テニスやサッカーなどと同じように、ルールが厳密に適用されて初めて競技が成立するわけですから、速やかに改善されることを望むばかりです。