ガスコンロの交換

昔は家庭の設備の中でコンロと言えば、最も単純で壊れにくいものでした。まあ水道栓と同じぐらい頑丈だったのではなかろうかと。

しかし、ご多分に漏れず昨今は電子化が進んでまいりまして、タイマーや温度センサーが装備されてくると他の家電並みに壊れやすくなってきました。

というわけで、我が家の10年選手のガスコンロも、温度センサーの異常で着火できないバーナーが出てまいりまして、特にガス機器の故障は危険な事故が発生する可能性がありますから、比較的速やかに交換する決心がつくわけです。

ですが色々新しい機種を調べてみますと、10年前よりさらに高度な機能が付け加わっておりまして、外観はほとんど同じでも機能と価格に大きな差があったりします。

その新しい機能というのも、炊飯機能だったりケーキを焼く機能だったり、まだ全体を把握できておりませんが、炊飯器やオーブンでしかできなかったような機能がてんこ盛りになっています。

つまりガスコンロの進撃状態になっているのですが、当然オーブンレンジもガスト電気の両方のエネルギーを駆使して調理器の王様の地位を目指していますし、炊飯器も米だけでなくおかゆやシチューやこれまたケーキまでもが守備範囲になっています。

つまりそのどれか一つの調理器具があれば、少しの工夫でほとんどの料理に対応できるようになっているのです。

昔SFで見た全自動調理器も近づいているように思いつつ、新しいガスコンロの点火方法が分からず説明書を読み始めるのでした。

電車のコックリさん

これは結構困りますね。短い間に何回も何回も、懲りることなく直ぐに居眠りをして、またもたれかかって来る。

不思議なのは、降りる駅になったら、居眠りをしている筈なのにぱっと立ち上がって普通にドアからさっそうと降りていく???

本当に居眠りしていたのかと疑いたくなります。

圧倒的に居眠りしてもたれかかってくるのは女性の方が多い。個人的な経験では8割が女性です。(個人差と地域差があります。)

女性ならわざわざおっさんにもたれかかるのは嫌でしょうから、居眠りをするにしてももっと身構えて欲しいところです。

ひじで押し返したいほど重たくて圧迫されることもありますが、あまり急に押し返すと驚かれるでしょうから、電車の揺れに合わせて徐々に、徐々に。(気を使います。)

で、時々はっと我に返って元の位置に戻るのですが、ほんの5秒もするとまたコックリ、コックリと。(まったく懲りない!)

概ね、もたれかかって来る女性で身なりがきっちりしている人はほとんどいません。(つまり美人は他人にもたれかかったりはしない。だから余計に苦痛!)

まあ、できれな夜は十分睡眠時間を取って、快適な社内環境の維持に努めていただきたいものです。

ゴミを捨てる人拾う人

ワールドカップサーカーで日本人サポーターが、負けた試合でも変わらずゴミを拾う姿が称賛されています。

ヨーロッパの国々では負けたら荒れ狂うサポーターが多いらしいですから、負けてもゴミを拾う国民性に驚きを感じるのも無理はありません。日本人はきれい好きだと信じる人もいるでしょう。

ただ、ゴミを拾う人がいるということは捨てている人もいるわけで、日本人サポーターのなかにも平気でゴミを捨ててそのまま立ち去っている人も多いのではないかと思います。

確かに最近トラベル支援で活気づいている国内の観光地では、ゴミに埋もれている所も多いようです。観光地ならではの食べ歩きは楽しいものですが、すべての日本人がきれい好きでゴミを適切に処分しているとは限りません。

観光地なら店や施設の人がゴミを拾って掃除をしているからきれいになっているだけかもしれません。日本人にも汚すだけの人は少なくないでしょう。

住宅地でも、平日にタバコのポイ捨てをする人は、決して休日に吸い殻を拾いに行きません。近所の親切な方がきれいにしてくれますが、また数日後に誰かがタバコをポイッ!

おそらく、日本人がきれい好きなのではなくて、たまたま汚れを放っておくことができない人がいるだけなのか?

欧米なら、公共の場所を勝手に掃除するよりは、業者を雇うか行政に掃除させるのでしょう。

そのうち日本から掃除を善意でやってくれる人がいなくなって、「街にちり一つ落ちていない美しい国」という評判が過去のものとなる日が近いかもしれません。

ABEMAの躍進

これまでも各種ネットテレビを見ていた人たちにとっては、特に変わりはないのでしょうが、ネットTVに馴染みがなかった私のような人には、ABEMAで全試合生中継というのは結構放送のあり方を変えるイベントのように感じます。

NHKも大金を払ってサッカーの放送権を買い取っているみたいですが、全試合生放送というABEMAの前には、いくら大金を注ぎ込んでも色あせてしまいます。

放送はBroadcastというぐらいですから、一斉に時間がないことが特徴でしたが、ネットワーク回線が太くなれば放送のメリットが無くなってしまいます。

更にはネットワークにはオンデマンドという特徴もありますから、放送の優位性は災害時に電波という送信設備以外には影響を受けにくい設備を使っているということぐらいになってしまいます。

日本対ドイツ戦の視聴率も、10%ぐらいはABEMAに持っていかれたということですが、法律や規制に守られた放送が、最大の危機を迎えたと行ってもよいでしょう。

それを今回のワールドカップというイベントで、これまで知らなかった人たちにも知れ渡ってしまったということでしょう。

最後はコンテンツの勝負ということになるでしょうが、テレビ放送がネットTVと共存できるのか、共存する意味があるのか、はたまた放送の存在意義がなくなって衰退してしまうのか、サッカー中継を見ていて放送業界の将来が不安になりました。

宗教とLGBTQ

サッカーワールドカップは世界中が注目するために、オリンピックと同様に様々な社会問題を提議することがあります。

今回はLGBTQを支持する腕章がFIFAによって禁止されました。

参加国が問題視する風習が開催国のカタールに存在しているということですが、余計な悶着を避けるために予めFIFAが手を打ったということでしょう。

会場内でのビール販売も宗教的な理由で禁止されて、大会オフィシャルスポンサーのビール会社が大量のビールの行き場がなくなって苦慮しているとか。

販売できないのならせめて優勝時の祝賀会でぶちまけてもらったら、勝利の酒として名が売れると考えるのは背水の陣か。

禁止されることが最初から分かっていれば大会スポンサーにはならなかったでしょう。

スポーツの場面で政治的なメッセージを出すことは禁止されていますが、開催国の宗教的に禁止されていることを、人権に結びつけて批判するのはかなり危険に感じます。

あらゆる人権が守られるべきだとすれば、宗教的な戒律の多くは人権侵害になるのではないでしょうか?

戒律を守ることによって忠誠心を示すことを人権侵害と捉えれば、何らかの制約を伴うあらゆる関係性、宗教に限らず労使関係や親子関係までもが人権侵害とみなされかねません。

また本人が納得していれば人権侵害に当たらないかというと、洗脳されている場合もあって、納得が本当に本人の意思なのか分からなくしています。

中東で開催された事によって、これまで目立っていなかった争点が掘り起こされてしまったのかもしれません。