国民年金「保険」?

また年金の話になりますが、国民年金の掛け金を65歳まで払い続ける改正案が出されています。

国民年金を支払ための資金が足りないために、年金の支払いを5年間長く払うことが、厚生年金からの補填も含めて検討されています。

この2つの改正案は、案と呼べるほどアイディアがなく、誰でも思いつく安直な方法で、考えてひねり出した感がまったくないのが残念!

そもそも65歳まで払い続けると言っても、65歳まで働けるとは限らず、働きたくても職場がないとか健康上無理と言う人も多いでしょう。

国民年金は「保険」と言っていますが、通常の火災保険や生命保険はもしものときのために備えるもの。大多数の健全な人が少数の不幸な人のために積み立てていたお金を分配するからこそ成り立つ制度です。

年金は払い込んだ人がもれなく受け取るという、全く保険制度とは相容れない仕組みです。年金受取年齢以前に亡くなったとしても遺族年金で支払われます。

やはり保険ではなく貯金であって、自分で老後の生活費を貯金できない人のために、国が預かって貯金をしているに過ぎません。金利が高くて物価の上昇以上に増えているときはいいのですが、そうでなくなった途端に安全に運用できず役に立たない制度になります。

会社が退職金をやめて、確定拠出年金に切り替えるのは、目の前のお金は保証できても将来のお金は保証できない世の中になった証です。

国民年金と厚生年金と共済組合を含めて、今、国民全員に残ったお金を清算して配ったとしたら、いったいいくらになるのか? 試しにねんきん定期便に計算結果を掲載したら、大パニックになりそうな予感がします。

これまでも散々ずさんな年金管理がニュースになってきましたが、そろそろとどめを刺すときが来たのかもしれません。

京都観光

昨日は半年ぶりに京都に行って参りました。

旅行の補助が始まって、他府県ナンバーが増えてきたので、京都の観光客はどのぐらい戻ってきたのか確かめたくなったのです。

回ったのは二条城付近と平安神宮、知恩院、東福寺、伏見稲荷界隈。回ったと行っても自転車で行ったので通りすがっただけ。

観光名所に立ち寄らず、お気に入りのパン屋でハード系のパンを買って、京都の街の風景を眺めに行っただけでしたが、秋の観光シーズンで結構楽しい日帰り旅行になりました。

ざっと眺めただけでは、インバウンドで賑わっていたときに比べたら2~3割ぐらいでしょうか。まだまだごった返していたときに比べたら少ないでしょうが、逆にインバウンド前の通常の賑わい程度には戻ったのではないかと思います。

清水寺から八坂神社辺りは若い人たちが多かったですが、知恩院や平安神宮辺りは少し少なく感じました。

また鴨川の川べりは閑散としていて、逆に風情があってよかったのですが、意外なことに御池通やその北側の路地におしゃれな店が所々にあって、若いグループ客がたくさん歩いているのに驚きました。

お気に入りのパンやと言うのは、御池通を少し北に入ったところにある「ル・プチメック」というお店で、今出川の本店は休日はとても混雑するのですが、御池店は比較的空いていて雰囲気も大変よろしい。

しかし、すぐに場所がわかると思いきや、いつもと逆の二条城側から行ったために、さんざん迷った挙げ句スマートフォンで調べてやっとたどり着きました。

京都に行って気づいたのが信号の変わるのが早いこと。普通の交差点で、すべてが赤になっている時間が2秒弱短く感じました。(実測なし)

そのためか、黄色になってから交差点に入ったり、青矢印が消えてから右折する車は、かなりの確率で反対側の信号に従って走り出した車の邪魔になっていました。

全部赤の時間が長いと、それを見越して黄色や赤になってからも交差点に侵入して来る車がいるのですが、京都は国際都市の標準に合わせたのでしょうか、信号の駆け込みは危険です!

だいぶ昔になりますが、広島県の呉市に行ったときに、信号のタイミングが違っていて面食らったことがありました。都市によって信号のタイミングにクセがあるように思います。

さてこれから紅葉のシーズンが始まります。インバウンドが本格復帰する前に、レッツゴー!